2025年7月20日 虫干し

今年も藤森祭で使用した鎧兜・陣羽織・陣笠を陰干ししました。カビや悪い虫(娘がいる父親のようですね笑)がつかないようにする、いわゆる虫干しです。 これはある意味、神役の夏の風物詩でもあります。最近は夏の暑さが異常なので、熱中症に気を付けて水分を補給しながらの作業になります。2025年7月20日(日)に実施した虫干しの様子をご紹介します。

鎧兜や陣羽織などは、箱に入れて倉庫で保管しています。今回虫干しをするのは、鎧兜20領(鎧兜の数える単位は「りょう」です)余りです。それと陣羽織と稚児衣装が合わせて40枚以上になります。

鎧兜の入った箱はかなりの重く、数も多いのでトラックに積み込んで拝殿まで運びます。この積み込み作業も結構重労働です。

拝殿で、箱から鎧兜、陣羽織などを取り出して並べていきます。湿気を飛ばす必要があるので、肌につけていた面を上に向けます。また、箱の中も乾燥させます。

ズラリとならんだ鎧兜は圧巻です。1時間ほど干した後、裏返してまた1時間ほど干します。最後は防虫のためにナフタリンを入れます。

箱に収めたらトラックに乗せて倉庫に片づけます。全員汗だくです。最後は委員長からかき氷(画像はなし)で慰労。美味しかったのですが、年のせいか頭がキーン!となりました。